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2018/5/11 14:00

電気工事士資格1種と2種の違いとは?



皆さんこんにちは、大阪府寝屋川市を中心に、大阪府全域で電気工事一式と点検・メンテナンスを行っている、浜風電気工事です。

近ごろ「使える資格」として注目を集めているのが「電気工事士資格」です。
年々受験者も増えている人気の資格ですが、それには1種と2種という2種類の資格があることをご存知ですか?
今回はその2つの違いについてお話しさせていただきます。


■電気工事士とは
電気工事士資格とは電気工事を行うために必要な国家資格です。電気工事とは、家電のコンセントやアースをつなぐ以外、全ての電気に関わる工事を示します。

これらは有資格者でなければ作業が行えません。建築業界、ビルメンテナンス業界、電気関連業界など電気工事士を求める企業は沢山あります。


【1種と2種が扱える工事の範囲の違い】


1種と2種ではできる工事の範囲が違います。
第2種電気工事士より第1種電気工事士のほうが上位の資格となります。初心者が狙うなら、まずは第2種電気工事士免許でしょう。
より仕事の幅を広げたいと考えるならば、いずれは第1種を取得すると有利になります。


・第2種電気工事士
一般用電気工作物の扱いを許可される資格で、住宅や小規模な店舗などの電気設備を取り扱うことが可能です。

・第1種電気工事士
事業用電気工作物で最大電力500キロワット未満の需要設備から一般用電気工作物まで扱うことができます。
工場やビルなどの大きな電気設備から住宅や小規模な店舗などの電気設備まで、幅広い作業が可能な資格です。


【第1種と第2種資格取得方法の違い】
電気工事士の資格取得には、電気技術者試験センターが主催する試験に合格しなければなりません。第2種は経済産業省認定の専門学校、大学、職業訓練校、工業高校などで所定の単位を取って申請すればそのまま取得も可能です。

しかし、第1種は試験に合格するのが唯一の取得方法です。その上、5年以上の実務経験(大学・短大・専門学校・高校で電気に関する単位を取得していれば3年)がなければ、試験に合格しても免状が交付されません。つまり、第1種資格の免状を持っている人は、既に3年から5年の実務経験がある、ということです。


【1種資格と2種資格の受験の難易度】


上位資格である1種の難易度が圧倒的に高くなっています。2種は受験者の約2人に1人の人が合格しているのに対し、1種は約3~4人に1人の合格率となっていることからもその難しさが想像できるでしょう。

試験の内容として、1種資格、2種資格とも筆記試験(計算問題・暗記問題)と技能試験があります。
出題形式は第1種も第2種も同様の形となりますが、第1種の問題のほうがひとひねりある複雑な出題となっており、明らかに難易度が上がっています。


【就職に有利なのは1種? それとも2種?】
1種資格のほうが有利です。なぜなら、1種資格は2種資格者ができる仕事の範囲を含めてそれ以上の作業をすることが可能な資格だからです。
採用する側にしてみれば、1種資格保持者のほうが幅広い作業をお願いできるわけです。また、1種資格はそれだけで最低でも3年以上の実務経験があることを意味していますから、即戦力として期待できるのです。


【1種と2種の給料の違い】
各企業の求人票によると、第1種と第2種の電気工事士の基本給はほとんど変わりません。ただ、「資格手当」などがある場合に、1種か2種かで手当の金額に差がでてきます。

また、1種資格保持者は実務経験者であり、できる作業が2種よりも幅広いため、手当が付きやすいのです。月給については企業によって大きなばらつきがありますので一概には言えませんが、電気工事士としては月給15万~25万円が目安となるでしょう。



浜風電気工事では、経験者の方は即戦力として採用させていただいておりますが、資格を持っていない方でも積極採用中です。

基礎からしっかり学びたい方、資格を取得して手に職を付けたいと考えておられる方は、当社で実務経験を積みながら資格合格を目指しませんか。